法人保有の不動産の地震保険は大丈夫?|有限会社イー・エス・エス

法人保有の不動産の地震保険は大丈夫?

災害の多い国である日本、特に90%以上の確率で大きな地震が
来ると言われていますが、法人が所有している自社ビル・店舗・
工場などの地震による損害対策には90%以上が加入されていない
という現状を知っていますか?
(一度確認してみてください。)

多くな人は、火災保険は加入されていると思いますが、地震保険
には入っていないと思います。 理由は保険会社が販売したくない、
仮に加入したとしても保険料が異常に高いのが現実です。
特に不動産資産が多く、賃貸収入を当てにしている法人は一瞬で
大切な収入源と資産を失う事になります。

この事実を知っている一部の上場企業などは、「キャプティブ」を
設立し、割安な値段で海外の再保険を活用してリスクヘッジをして
います。
過去の熊本地震でも「キャプティブ」を設立し活用している法人
S社は200億円の保険金を受け取り工場一部再開、地震保険に加入
していなかったH社は保険金が受取れず工場再開に4か月かかる
という新聞の記事げ出ていました。

是非、法人で地震保険に加入されているかを確認してみてください。

キャプティブ導入のメリット

①保険コストの低減/キャッシュフローの改善

親会社およびグループ企業が、国内の元受損害保険会社に引き受けさせた保険の
一定部分をキャプティブ保険会社へ再保険させることにより、グループ全体として
保険料が実質的に一部還流されることになり、保険料に関するキャシュフローを
改善させることが可能になります。 また、一般の保険会社と同様に、キャプティブ保険会社の支払準備金、
未経過保険料は、一定期間留保され、支払いの時期が到来するまで資金滞留しますので、
その間、運用益を享受することができます。

②リスクマネジメント体制の強化

保険手配に関するリスク管理は、保険会社任せでなく
自主的にかつ専門的に行われるのが望ましいと言えます。

しかし、今までの損害保険の取引においては、自社および海外を含めたグループ各社の
保険・リスク情報は保険会社の社内に蓄積されていて、必要な情報やリスクマネジメントに
有用なデータを自社で柔軟に管理・活用するシステムが確立されていないのが一般的でした。
キャプティブ保険会社は「再保険」というパイプを通じて、リスク管理に自社で役立つ情報を
全社ベースで統一的に集約・活用できる横断的な役割を果たします。

③国際的な再保険市場へのダイレクトアクセスと情報収集

キャプティブ保険会社も、保有しているリスクの安定やリスク
引受余力の拡大のために再保険を手配します。
キャプティブ保険会社を通じて世界の主要な保険市場へ、
直接アプローチすることで、保険の国際市場における自社の
保険料率やその他の条件が、従来の国内手配の保険条件と
比べて適正な水準かどうかを評価することができます。

④通常手配できないリスクの保険化・担保内容の拡大

キャプティブ保険会社が成長し、その資産が増えるにつれて
より多くのリスクを保有することができるようになることで、
一般の保険市場ではなかなか得られない保険(ポリティカル・
リスク、環境汚染、危険度の高い生産物賠償、知的財産権侵害
による賠償、役員賠償等)を新規に開発したり、保険の担保
範囲を広げることが可能となり、より自社のニーズに即した
保険を設計することができます。

 

 

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